【処女警官の苦難】ハコヅメ～交番女子の逆襲～ 第2話 感想【お花畑からスラムへ】

大事な話の中に撒かれる毒が好きか嫌いかで評価が分かれそうな作品な気がしてきたハコヅメ第2話。

タバコ吸ってた未成年への注意を行う主人公

喫煙所でたばこを吸う高校生とか嫌だな。中途半端に真面目なんだよなぁ。もっと隠れろよ、と思うけど堂々としてる方がバレないという判断なのかな。というかタバコは補導とかそういうのないのね、と思って調べたら本人への処罰はなさそうでした。

『タバコやお酒は20歳になってから！ - 愛知県警察』によると処罰されるのは喫煙を止めない保護者と、未成年が吸うと知って売った人らしいです。売春もそうだけど未成年ガード強いな。未成年側も罪になるとそれで脅すやつとか出てくるからだろうけど何もないのは強すぎると思うのよ。多少のことはダメージ与えた方がいい気がしてる。まぁこういう自分がダメージ受けるのはまだいいんだけど、他人に何かした人の未成年ガードはどうにかして欲しい気がする。

「いくつに見えますか？」という成人確定イベント

男性に比べて女性に対しての年齢確認が難しいという話に。若く見えると喜ばれるので最初に「若く見えたので声をかけさせてもらいました」みたいに言うといいらしい。この辺はマジで作者の実体験だろうね。こういう毒の感じがいいか悪いかで評価変わりそうなのよ。私の場合こういうのなら歓迎なんだよね。過去にキルラキルのノリが合わなくて1話途中で脱落したことがあるから、面白い面白くない以前に合う合わないがあることを知ってるからちょっと気になるんだよ。たぶん毒が合わない人もいそうな感じ。そういう人はそろそろ脱落しそうですね。好きな人はこの毒も好きになりそうな感じです。

経験人数100人くらいな16歳と処女警官

家出少女を補導したら援助交際を口にしたので普通に捜査対象になった。完全にアウトなのよねぇ。これは交番じゃなく警察署の方で確認してた。そうよね、交番でやっていい内容ではない。

この子の声が花守ゆみりなのよ。普通にダメ絶対音感が発動したんだけどここまでわかりやすいのも珍しい感じかな。というかさ、規制音連発のエロ単語をここまで並べるかって感じの発言をゆみり氏がやるようになったか。まだ未成年の頃の印象が強いんだよなぁ。声もふわふわぽわぽわした感じのが多いしあんまりギャルっぽい印象がないのも影響して珍しい気がしたけど調べたらもう24だったわ。そろそろいろんなキャラ増えてくるよね。銀(わすゆ)ほど違う感じはしないけどちょっと珍しい感じだった。まぁどうでもいいんだけど。

女性警官の必須知識

エロ用語が大事だそうです。聞き取りの相手が女性なら女性が聞き取りを行うことになるので、エロ用語がわからないと困るという話。そうよね、男は勝手に学ぶもんね。女性はわざわざ学んだりしない人もいるだろうからその辺困りそう。職業のためにエロの知識も得ないといけないとか面白いな。そういう担当の警官がいるのかと思ってたけど普通の警官もしないといけないんだよね。捜査は麻薬担当とかあるけどこういう未成年の補導とかは担当関係ないんだね。専門用語はその道の人じゃないとわからないこともあるから専任がいるのかと思ってたよ。こういうことは普通にいろんな警官がやるということでいいんだろうね。そういえばサッカーの審判は各国の侮辱の言葉を覚えてるって話があるけど、警官に対するセクハラに気付けるためではないだろう。しかも性行為のバックを調書でなんて書くかを男性に聞くとは……知らないふりをしてたけど絶対知ってるでしょ。というか普通にネットで検索すればいいと思うのよ、正式名称をさ。新人の女性警官には言いにくかったのかな、おっさん的には。

母親の再婚相手に性的虐待を受けていたことが発覚

父親が怪しいとみて藤部長が声かけてた。まぁこれは展開的にいいんだけど、藤部長ってパワハラで左遷されたんだよね？「藤部長が忘れることなんてないから怪しいと思って父親を取り調べてた」という感じのこと言ってたけど、めっちゃ信頼されてるやん。ここまで信頼されてる人がパワハラというのが謎なのよ。単純に仕事に関してはマジメってだけかもしれないけど、信頼感とパワハラで飛ばされたってのが一致しないんだよなぁ。窃盗の靴も覚えてたからなんかの捜査で交番に来た、みたいな展開だと面白いかもしれない。それにしては交番警官の一般任務やりすぎな感じあるけどね。

そして助けた少女からプレゼントをもらう主人公。ゴム&ホテルのポイントカードとか素晴らしいな。処女警官だからいろんな用語わかんなくて困ってたんだよなぁ。こういういい話を容赦なくぶっ壊すの好き。

片足裸足の女の人に声をかける

今度はDV被害者だった。靴を片方しか履いてないことで声をかけてた。ちょっと気になったのはサイレンを鳴らしたこと。こういうのって黙って転回して声かけだと思ってた。わざわざサイレン鳴らす必要はないと思うのよ。目立ちすぎると逃げられることがあるから声かけの時は穏やかに始めるというのが基本だと思うんだけどなぁ。Uターン禁止場所で戻るためにサイレンはわかるけど今回はそれでもなさそうなのでちょっときになった。

個人的にはこのベテラン警官と新人警官の差が警察24時的な感じですごくよかった。こういう差ってあるんだよね。だからこそ新人とベテランを組ませてどんどん勉強させていくのが大事なんだよ。

刑事課にいる新キャラ

声がざーさんだった。登場の仕方を含めてメインキャラの一人だろうね。刑事課の紅一点っぽいからたまに出てきそう。資料で壁作るとか昔なら基本だったんだけど、最近はパソコンでもう壁を作る必要なんてないのかな。手前の人なんてPCしかないもんなぁ。

話によると藤部長の抜けた穴を埋めるためにきたということ。新選組が好きなのでやること似てると思ったらかなりやばかった……と。ほんと変人しかいない。普通の人は一体どこにいるんだよ、という感じの作品だよ。まぁ所謂一般人でも普通の人って少ないからね。そもそも普通とは何なのか、から始まる。女子校からここへ来たことを「お花畑からスラム」って例えてた。確かにそういう感じよね。女子校がお花畑かどうかは置いといて。

怖い刑事課の人々

見た目で舐めらないようにするために怖い見た目なんでしょ。暴力団担当とかそっち系のはもう見た目と威力で勝負するみたいなところあるからね。よく“誰でもよかった”という無差別のが弱い人を狙うのと一緒で強い見た目だと攻撃されにくいからある種のガードでしょ。庶民に近い交番の警官は馴染みやすい方がいいけど、刑事事件担当は怖い方がいいというのはそういうこと。まぁ大阪府警が暴力団のところに突撃したニュースはマジでどっちがどっちかわかんなかったわ。大阪弁でガンガン来るとマジでわからんのな。しかもあぁいう時に限って暴力団も大人しかったりするからね。普段から大人しいのかもしれないけどさ。結局刑事も地方公務員なので怖くてもそこまでというお話。そうみるとあんまり怖くないのよね。

DV加害者襲来

女性警官じゃ話にならないから男性警官を呼べ！と叫ぶ男だったので男性警官の待つ取調室へ誘導してた。「こんな美人局みたいなやり方……」とか言わせるほどの誘導。そりゃ刑事課だから怖いのしかいないもんね。怖いおっさんに取り調べられると思えば女性警官の方がいいと思うのも当然である。悪魔が出てから怖がるんじゃなくて天使がいるうちに対応してもらった方がいいのよ。その辺の判断ができないのがなぁ……元々DV野郎だから仕方ないか。

というか警察署に怒号で入ってこれるのやばいんだけど。入口で止めてるのいるでしょ。見つからずに侵入できる場所じゃないんだよなぁ。この辺は物語の面白さを優先したんだろうね。普通に奥さん探しに来たとしても誰か止めてると思うのよ。それかあまりに普通に入ってきたから問題なくスルーしたかだな。関係者以外立ち入り禁止もあまりに堂々としてたらスルーできるからね。

地獄から地獄へ

怖くても協力することがあるから連携しようね、という仲間のやさしさが出たはずなのに、藤部長に飲みに誘われた罠。この時の主人公の声の死に方がよかったな。新人さんだけどしっかり感情内感じだったわ。藤部長と緑の人がしっかりベテランだからいい感じに導かれて欲しい。

新キャラも出てきた第2話でした。問題を解決しながら仲間紹介も入れるみたいだけどいいバランスになるのだろうか。ここまで面白いだけに失速しないか心配である。

本記事の画像は「ハコヅメ～交番女子の逆襲～」第2話より引用しています。