【ルドセブとセイラーム】SHAMAN KING 第36廻 感想【シャーマンキング】

前回の続きでチョコラブVSゴーレムからスタートした第36廻。「やったらやり返される」がしっかりと出てきた回ですね。

まぁここまでの流れがあるとチョコラブが負けるのは丸わかりよね。強化しないといけないということもあるし死に近づくのは確定だし、もう負け犬化してるからね。チョコラブが負けたハオ様派の人たちもかませになってるし明らかに弱い存在なんよ。出てきたときは強かったのに、もう巨大な何かを召喚できないと弱いまである。

一瞬のスキを突いて攻撃したりとチョコラブらしい攻撃はしてた。一回解体することにも成功したけどゴーレムだから解体しても意味ないんだよね。そこが迂闊というか当然の流れですね。元々クリスマスの夜にルドセブとセイラームの父親を殺したのが始まりだしこれも“やったらやり返される”なんよ。

ということで葉と竜さんが助けに来てくれた。これはパパンが呼んだということでいいんだろうね。葉とアンナに送ってたし、アンナの方に行ったのはまん太と一緒にゆっくりきてたから。アンナもシャーマンキングは諦めたけど葉の強化はどんどんしてくみたいだね。強くなってワンチャンでも狙ってるのかな。その辺はどういう気持ちなのかわかんない。ル・ヴォワールでしっかりやってくれたけどそれは過去から今に至る気持ちだからさ。これからの想いはまたどこかで聞きたいな。

リョコラブとその仲間を連れた竜さんは蘇生させるための行動に出た。X-LAWSはハオ様の弟である葉君を脱落させる目的があったから蓮を復活させただけだからもう期待できないし、自分をよみがえらせてくれたガンダーラを探すことにしてた。これは納得の流れだし、あの気持ちだけで復活させてくれたガンダーラならX-LAWSより信頼できそう。というかガンダーラが出たあたりでX-LAWSの信頼も落ちていくあたりいい流れですね。

葉君はというと話術サイドになっていた。

“やったらやり返される”という以上、チョコラブの復讐もあるということを伝えないといけない。やり返されないのは十分な強者だけなんよ。圧倒的な強さだったらやり返されないの、ラオウ的な感じでさ。基本的にはどんな状況でも復讐がくるということよ。そういえば忠臣蔵もなんか復讐の理由変わってるっぽいね。なんか最近は就職活動じゃなかったのか、みたいな話になってるらしい。武士の再就職も大変だから仇討ちで名をあげようとしたんだけど、実際に仇討ち成功で引く手数多になったのは親や兄弟の親族の仇討ちだけで、上司の仇討というのが初で結局切腹になった……みたいな話だった。鎌倉幕府が1192年(いい国)じゃないのは知ってたけどこういう所の歴史も研究によって変わってくるとは思わなかったよ。まぁ脱線はこのくらいにしてシャーマンキングに戻ろう。というかシャーマンキングの世界なら霊呼び出して歴史聞けばいいから修正とかなくて済むんだね。

話術サイドとしてルドセブと和解した葉君だったが、ゴーレムの勝手な行動でピンチに陥る。ゴーレムは従っていたわけではなく自立式、というよりセイラームがおかしくなってるからそこに問題があるんだよね。攻撃場所は顔しかないのかな。目からビームが出た感じなんだけどザクからガンダムになってんのよ、目の形が。最初の単眼の機械感のあるゴーレムじゃなくてちょっと武者っぽくなってる。両目と鎧感のある装備でそう見えるのかな。

ルドセブをつ噛んでる阿弥陀丸の表情いいよね。最初はちょっと怒った感じだったりここではちょっときつそうな表情だしわかりやすくてすごくいい。割と顔が見えるキャラだったけど他のより表情少ない印象だったからね。というか他のがはっきりしすぎなのよ。武士っぽい感じでちょっとお高い感じもなくはなかったのかな。

一方、チョコラブは謎空間で師匠と会っていた。

死んだら強くなるのが謎な部分あったけど魂の場所がグレートスピリッツならそこに近づくから強くなるということで納得できるのよ。シルバがそれに近い説明してたような気もしないではないけどスルーしてたな。死ねば強くなる理由としては納得の流れだわ。ちゃんと考えてみないとダメだな。

そして面白くないギャグも健在だった。こんなにどっちも面白くない展開を続けるとかすごいな。両方わかってるのも凄い。もうわけわからんのあるじゃん、見た目のインパクトで攻めてる部分あるからなぁ。単語的センスはないので笑いは諦めた方がいいような気がしないでもない。というか「チョコラブについてきた」とはどういうことだろうか。そもそも師匠の生死すら覚えてないんだよなぁ。ほんと興味ないキャラのこと完全に忘れるのよくないよ。いや、二人のギャグが印象的すぎて他の部分を忘れたことにしよう。それなら二人も許してくれるはず。

思ったより重傷だった葉君は自ら蘇生を試すことに。

これあれだ、鬼滅の刃の呼吸による止血の元っぽい。無限列車編で全集中の呼吸で傷口意識して止血するのあったけど、シャーマンの力使っての蘇生も似たようなこと言ってた。まぁシャーマンキングの方が圧倒的に昔なのでこっちが先。これよりも先に元ネタありそうな気もするけどどうなんだろうか。全身の細胞まで意識を集中させるとかそういうのはよくある感じだからなぁ。ドラゴンボールとか北斗とか読んでるとやっぱりいろいろ意識するのが必要な感じに思えてしまうのよ。

葉君が蘇生までできるようになったら自由よね。何度も死にかけて巫力をあげればいいんだからさ。まぁそれやってるのメイデン様なわけですけど。やっぱり自力回復できるキャラは強い。

そんなところに現れたハオ様

ただの散歩ではないだろうな、ゴーレムが覚醒したのを察知してやってきたというのがはっきりわかる。ハオ様やアンナのように偵察能力もあることがわかってるし、直前に覚醒したのは確実だろう。それまでに探知できなかったチョコラブを見つけられたのが何よりの証拠。幹久すら倒してしまう時点で相当強いのよ、それこそアンナの言う通り今の葉君ではかなわないくらいに強い。

そんなものに勝てるならハオ様よね。今の葉君より蓮の方が強かったりするけどそれ以上の圧倒的な存在が来た方が面白い。「やったらやり返される」でチョコラブの復讐を止めた葉君だからこそちゃんと待ってないとね。

なんとこのゴーレム、巫力55万とかいう化け物だった。

巫力数十万って神クラスだという認識があるんだけど、間違ってないならこのゴーレム強すぎん？中身お父さん……というかセイラームに憑依してたのお父さんだった。おかしくなった理由がお父さんとかどういうことよ。しかもお父さんの巫力が55万なわけないからどうやって貯めたのかという問題が出てくる。たぶんたまったから覚醒したというのはわかるけど、マジでどうやって貯めたのか。妹に憑依してどんどん妹から吸い出してた……というのはないだろう。3年で55万なら1年で20万回収しないといけないしそれはさすがに無理よ。シャーマンファイトで集まったことを利用して何か回収したんだろうなぁ。その方法をハオ様が求めてるということか。元々シャーマンが持ってる力より強くなれる方法だから欲しいんだろう。霊の力でも左右されるしこういう所でも左右されるとは……、あれ？霊力ってのもあったよね？あれなんだっけ？霊力は幽霊系？巫力はシャーマン系？何が違うんだ……。まぁ巫力追加バッテリーという認識にしておけば問題ないか。

そんなピンチに駆け付けたのはリゼルグだった。

なんだかんだ優しい子よね。てっきりダウンジングできたのかと思ったらつけてきただけだった。ハオ様に親を殺されてるからルドセブの復讐はスルーしたと言っていた。まぁそうよね、リゼルグとチョコラブは面識ないからそういう反応にもなるよ。元仲間の現仲間みたいな位置だし復讐関係してたらスルーするでしょ。でもここで予備に行くのが蓮たちであってX-LAWSの仲間じゃないんだね。対ハオなら参戦してくれる可能性もあるけどそれ以上にこの時に信用できるのは蓮達だったんだろう。友達という存在への認識が変わり始めてそう。

しかもちゃんと天使とダウンジングの両方使って助けるんだよね。縛って回収とかほんといいリゼルグよ。竜さんが完全に捕食しようとしてるようにしか見えなかったからただ縛ってるだけなのにマシに見える。いや、竜さんのあれ絶対生贄を捕食する大蛇でしょ。

これで葉君たちVSハオ様一派となった。

ハオ様の方はみんな揃ってる感じよね、直前にホロホロにやられたのはもちろんいないけど、落下したデブが元気でよかった。

ハオ様だけでも勝てないのにこのメンバーに戦い挑むとかやるな。蓮は助けてもらった恩があるから仕方ないけどあとは友達だから来てるもんね。しかも葉君を助けるというより葉君が助けたいゴーレムを助けるっていうちょっと変化球な救助。ハオ様以外は蓮とリゼルグでやれそうだけどやっぱりハオ様がヤバイ。ハオ様が見てる状態だから頑張るだろうしなぁ。

なぞが解けたのか増えたのかわからない回でした。次回はサブタイトル的にチョコラブ復活かな。

本記事の画像は「SHAMAN KING」第36廻より引用しています。