【15周年】コードギアス 反逆のルルーシュ 第13話 感想【初見組】

穏やかに進んでた1クール目から2クール目への加速なのかどんどんと問題が出てきた。シンプルに面白くなってるので歓迎である。やっぱり主人公が無双するより問題にぶつかる方が好きだとわかったよ。

パパンのお葬式

明るい服だけど制服が学生の正装だから仕方ない。私も夏場のお葬式に制服で行ったら白だったからなぁ。その辺は色より優先されるものがあるのよ。家族は違う服の時もあるんだろうか。この透けてるの使っていいのかどうかだけは疑問であるのだが。シャーリー攻めすぎだと思うんだよね、この服。

生徒会長が親切なんだけど怖い。泣きたい時に泣かないと笑えなくなる的なこと言ってたけど高校生でそのアドバイスは怖いぞ。人生何周目？って聞きたくなる感じなのよね。中二病的に名言に毒された人が使いたくて言うパターンもあるけど生徒会長はそっちじゃないでしょ。確実に経験から来てる発言だと思うんだよね。あの子との関係もあるから生徒会長側の掘り下げも楽しみなところ。

CCを押し倒すルルーシュ

間違ってないけど違いますね。正義の使者として登場した黒の騎士団であったが、戦闘の影響によってでる犠牲者までは把握できなかった。シャーリーの父親でようやくそのことを把握できたんだね。今まで殺してきた人にも家族はいるし、いろんな命が失われたのに知ってる人が悲しんだだけでこれですよ。人間そんなもんなんだよね、知り合いに影響が出て初めて理解することは多い。だからこそここではっきり知ったのがよかったんだよ。しかもシャーリーで恋仲まで入れてくるとは……ちょっと欲張りすぎではなかろうか。

生徒会メンバーにも黒の騎士団に対する気持ちが変わる人も出てきた。カレンが普通に謝ってたの迂闊すぎる。カレンなぁ……やっぱりバカでしょ。なんか頭悪そうな感じが抜けないんだよ。今まで戦場とは無関係だったシャーリーが絡んできたからヒロインの座が怪しい。

怪しいと言えばこの人も

普通に情報提供してきた。しかも正しいとか……マジで敵なのか味方なのかわからん人なのよ。ただの愉快犯か、数字さえ取れればいいのか、何か目的があるのか。あのオレンジ事件の時にカメラで突撃してきてから接触してきてるのよね。情報提供者として報道系ってのはバラしてるから多少のことは覚悟の上だろう。それでも安全に過ごすより黒の騎士団に情報提供する方が面白いと判断したから来たのだろうか。途中で脱走したかと思ったらなんか燃料追加しようとした感じのセリフだったからなぁ。信用できないけど着火剤としては有能なのでこれからもいい位置にいて欲しい。

有能はものは使うタイプのゴリラ

次の作戦にランスロットを参戦させるということ。使えるものは使うということだけど完全に踏み絵だったね。メガネの人が言ってたけど間違いなく忠誠を確認するためだろう。元同胞に対するせん滅作戦だからね。普通なら乗り気じゃない……というかスザクなら誰に対してのせん滅作戦でも乗らないでしょ。そういうのやりたくて来たわけじゃないし職業軍人としても投降の意思がある人を叩くのは無理そう。ルルーシュとは違う正しい道で変えようとしてる側だから明らかに正しくないと感じる道には進めないだろうね。この辺の壁は今後も問題になってきそう。ブリタニア側はブリタニア人でなければ人ではないという感じだからなぁ。使えるものは使うというか割とその辺の評価はまともな方のコーネリアさんだからちょっとは期待する部分もあるけど元が元だけにどこまで行くかがなぁ。その辺はコーネリアではなくユフィが鍵か。

今週のカレンさん

シャーリーに謝ったりゼロの着替えを覗いたりと迂闊なカレンさん。毎回思うけどなぜこのアングルなのだ。胸がしっかりあればなぁ……と思う所もあるが、このアングルだと胸があると太ももが見えなくなるんだよね。胸がないからこそ見えるものがある、いいのか悪いのか。

シャーリーのことで迷いつつも黒の騎士団として戦うことを決めた、というか言いくるめられた感じだった。まぁカレンにとってはこれしかないよね。他の道はないし司令官というより異性として認識してる部分もあるから外れることはないだろう。まだまだ黒の騎士団の中ではヒロインやれるんだけど、そろそろシャーリーが本格参戦してきそうだからなぁ。コクピット以外で目立つ場所があるのかどうか、注目していこう。

起動前に狙われて負け寸前のコーネリアさん

出撃してない機体を叩けば余裕なんだよ。これはDESTINYでもあったけど準備前の攻撃が最強なのよ。孫子の兵法でもあるくらい戦場では常識中の常識。備えのない所を攻撃されたらひとたまりもないからね。

また日本解放戦線を餌にしてコーネリアに攻撃をしかけてた。助けるつもりもなく最初から爆破して攻撃するつもりだったんだろうね。この辺で黒の騎士団内にも反発が出てきそうな感じがあって面白い。ゼロが容赦ない勝利への道を進むことが不信にもつながるということですよ。幹部の中には他のゲリラも仲間だという認識があったりするだろうし助けたいと思うのも当然。この辺の感覚がわかってないとゼロも苦労しそう。シャーリーだけじゃなく前回まとまった黒の騎士団の方にも問題が起こりそうになってるのは面白い。本当にいろんなところにどんどんどんどん問題が積みあがってるからなぁ。片付けが心配になるくらいには積んであるよ。

またくるランスロット

相変わらずである。コーネリアの機体の後ろにシャーリーがいることに気づいて一瞬ためらった瞬間に助けに来たヒーロー。完全にヒーローの位置なのよね。というかさ、ゼロだけ量産機なの不利すぎん？ランスロットは言うまでもない特殊な実験機、紅蓮も強化されてるし、コーネリアのも専用になにかカスタマイズされてると思う。ゼロのだけ普通だと思うんだよね、仮面以外。その状況で戦い続けるとか相当な腕がないとやっていけないんだけど、ゼロにそんな腕はないので普通に負ける、それがいい。自らをパイロットと規定してないから優先順位低いんだろうね。あくまで前線にいる指揮官程度に考えてそう。

というか毎回ランスロットの乱入で壊れるなら最初から乱入を予想して作戦立てようか。そろそろそういう対応してきそうなんだよね。流石に何度も白兜にやられすぎよ。準備前攻撃だからランスロットも準備前という判断だったのかな。外にいたということが予想外だった可能性もある。まぁ今後はさすがに対応を考えて欲しい所ではある。毎回毎回ランスロットが予想外で作戦崩れました、ではワンパターンすぎる。

シャーリー　と　銃口

なるほど、ここで一気にシャーリーがヒロインレーストップに躍り出るわけですね。地道に積み重ねたカレン、関係なさそうなCC、瞬間最大風速のユフィ、コア人気のコーネリアといった感じの所に戦いと無縁だった恋愛脳なシャーリーが乱入ということで、これは強い。しかも王道ともいえる親の仇が想い人という展開。好きな人とか親友を手にかけないといけない展開大好きでございます。まぁシャーリーは撃てないよ。ここで撃つようじゃヒロインレース勝てない。そもそも父親を亡くした悲しみをルルーシュの胸で泣いて解決した部分あるからね。こっちも一気に複雑になった。構造は単純なんだけど思いが複雑なのよね。

前回も好きだったけどこっちの方が好きかな。正義とは何か、いろんな思いが重なってきた感じでした。まぁ個人的に一番怖いのは生徒会長よ。後の人は割と人間らしい言動なので違和感ないけど生徒会長だけ人生経験がえぐそう。いや、この世界の人間みんな相当な経験してるんだけどさ。生徒会長だけなんか怖い。

本記事の画像は「コードギアス 反逆のルルーシュ」第13話より引用しています。