【恐山ル・ヴォワール quatre4】SHAMAN KING第33廻 感想【シャーマンキング】
恐山ル・ヴォワールの最後ですね。4話かけてガッツリやるとは気合いの入れようが違う気がする。
連れてきてくれたおっさん
雪用の車持ってたのね。普通に車で送ってくれるだけかと思ってたらタイヤが違った。これなら山奥でも連れて言って貰えるね。どう考えても不審者な葉を良く送ってくれたよ。車内でマタムネと作戦会議してるときとか完全に頭おかしい人だもんね。まぁ不思議現象を見た後ということで少しは理解あるのかもしれないけど、普通に考えると完全にかかわっちゃいけない人だよ。ここで驚く姿が一般的であり、葉たちに向けられてきた視線ということでしょうね。霊が見えない人には全くわからないことなのよ。というかオーバーソウルも見えないのね、当然と言えば当然だが。あんな猫見えたら話題になるわ。
アンナのことをママとか言い出す鬼
アンナによって生み出された鬼だからママ発言も納得なんだけどなんかキモイ。原作にあるならずいぶん前だし普通なんだけど、最近の作品だったらバブみあたりの影響うけてそうな発言よね。軽くディスってそうな感じがしてすごくいい。ずっと前の作品が現代の在り方を問うというのは面白くていい感じです。
鬼はアンナの巫力を使ってどんどん魂を食らってた。お腹いっぱいまで食べたということだけどそれがこの鬼の限界ということかな。そこまで強くない可能性があるんだよ。天井に達してしまった鬼なんだろうね。
オーバーソウル
ハオ様のオーバーソウルであるマタムネが霊に戻り、改めて葉がオーバーソウルとして使うことで鬼を倒す作戦。マタムネの体がオーバーソウルだし姿が消える……的な話をして葉は嫌がってたけどそもそも霊見えるんだしオーバーソウルと霊の違いを認識できてたのかどうかという疑問もある。似たようなものと捉えていてここで新しくわかったってことかな。霊に戻るってだけだし成仏するってことでもないと判断すれば普通に現世で会話できるだろうに。
まぁこの時の葉の認識によっても変わるよね。視聴者的には現代のシャーマンファイトも知ってるし、アンナが呼び戻せるのも知ってるから緊張感ないんだろうね。死んでも会えるよ、という感じしかない。この時の葉はそんなこと知らないし、そもそも鬼すら倒せないくらいだからすごく弱いんだよね。そんな葉からしたら永遠の別れに感じたのかもしれない。現代のシャーマンファイトでマタムネがいないし最後に成仏したって言ってたけど呼び戻せると感じちゃうんだよね。それこを魂を食べられない限り大丈夫な印象がある。
デレ
アンナがデレました。完全に落ちたな。葉の言葉と行動でアンナの気持ちが動いた。自暴自棄になってたアンナを助けた形よね。最初に死ねって言われてからここまで長かった。アンナとの出会いというかアンナ陥落が恐山ル・ヴォワールということか。
鬼自身も捨てられてびっくりしてた。仮面ライダーリバイス見てるとさ、アンナが死んだらアンナが元のオーバーソウルは……とか思うんだけどマタムネが答えだった。ハオ様が死んでからも生き続けてるし巫力が続く限りなとかなるんだよね。それで鬼は特に気にしてなかったのか。単純に知らない可能性もなくはないんだけど、気にしてない方が面白いのでそっちにしとこう。
心の声が駄々洩れ
アンナの能力は変わらずなので葉の考えたことは全てアンナに伝わる。感謝伝えるためにわざわざ1つ前の駅から電車に乗って電車内で遭遇するとかいうおちゃめさん。葉は時間にルーズな感じするけど電車1本遅らせたらどうしたんだろうか。それはそれで次の駅くらいでブチ切れて乗って来そうで面白い。
こういう戦いを繰り広げたからこその信頼があるということでしたね。4話かけてかなりしっかりやってくれました。シャーマンファイトと比べるとかなりゆっくりな感じはあった。その分しっかり力入れたかったんだろう。カットすべきところと時間かけるべきところをしっかり区別するのは大事です。どうせなら総話数伸ばせばいいのに……と思うけど現代じゃ簡単にはいかないんだろう。昔は数字とか売上良かったらどんどん伸びたのに……まぁそれがいいとは限らないけどさ。
挿入歌『恐山ル・ヴォワール』
これあれよね、原作当時にファンが作った曲。原作の詩を元に歌にしたやつよね。こんな可能性もあるとは実に面白い。なんか2000年代はこういうの多かった気がする。好きな作品をイメージした曲とかそういうの作るやつがたくさんあったと思う。単純に私がそういうの見てた時期ってことなのかもしれないし、現代でも一定数はいるんだろうけど見てないからなぁ。やっぱり自分で見に行ってた頃が一番多いと思っちゃうよね。また調べてみようかな。
来週からはシャーマンファイトに戻る感じですね。葉脱落の後どうなるのか、どのくらいのスピード感なのかを含めて楽しみです。
本記事の画像は『SHAMAN KING』第33廻より引用しています。