自称“アクシズ教徒”による『この素晴らしい世界に祝福を！』第2話 感想【このすば】

前回の記事『【1日1話】この素晴らしい世界に祝福を！第1話感想【このすば】 - シニャのアニメ感想場』

このすば第2話のアクシズ教徒による偏った感想です。

ゆっくり眠るアクア様。

初めて討伐クエストを受ける日に大寝坊したアクア様。カズマはキレておりましたが、これはアクア様のやさしさです。何事も始めるときは緊張します。しかも元引きニートが討伐という命のかかった仕事を受けるのですから、緊張は尋常じゃないものがあります。その緊張をほぐすための作戦なのです。

先にアクア様が起きてたらどうでしょうか。待たせてしまったこととで緊張ややる気が変に上昇することがあります。そういう状態ではいつもの力が出せずに空回りすることもあります。そして討伐クエストで空回りすると死ぬ可能性があるのです。もう二度とカズマが死ななくていいように女神が補助してくれていた、ということです。やる気MAXで焦ったり冷静さを欠いたりすることなく、落ち着いて対処できるように朝から寝坊をしていたのです。様々な死を見てきたアクア様だからこそ、死なないように対処して下さっていたのです。

泣くほど嫌なのに囮になるアクア様。

八百万の神様の中で一番偉いとされているのはトイレの神様です。右手で小便を、左手で大便を受けていて、それ以外のものが入ってくると口で受けないといけないから怒るという(ぬ～べ～情報)。人の嫌なことを自ら受け入れるのが一番偉い神様ということは、食べられてまでジャイアント・トードの動きを封じたアクア様は素晴らしき女神様だということです。回復魔法と支援魔法が得意なアークプリーストは攻撃力は弱い。支援魔法をかけたあと、回復をするのはカズマがダメージを受けた後になる。そうなる前にアクア様が自ら囮になり、カズマがダメージを受けることはなかったのです。

自ら攻撃を行う女神アクア様。

ゴッドブローである。アークプリーストであり攻撃魔法は持っていないにもかかわらず使える技、素晴らしい。固有能力を持ったままこの世界にやってきていたんです。女神の力を有しているので今後の活躍に期待ですね。

ジャイアント・トードにゴッドブローは効きませんでした、当然のことでしょう。悪いことをするから神罰が下るのです。ジャイアント・トードは家畜や人の子供を食べていましたがそれは生きるため。人間にとっては悪でも自然界では普通のことです。弱肉強食の世界であり、生きるために仕方のないことなのです。アクア様がただ生きている野生動物に神罰を下すような外道な神様ではないということがわかりました。女神の力がないアクア様本体の筋力による攻撃では打撃に強いジャイアント・トードを倒すことができなかった、ということですね。

仲間を募集したアクア様。

上級職であるアクア様がいたから上級職のアークウィザードが来てくれました。カズマだけだとこうはいかなかったでしょうね。何より紅魔族であることを見抜いたりする知識力、これを恩恵と言わずなんというのでしょう。カズマだけでは相手がだれかわからず詐欺にあう可能性もありました。アクア様の知識があったからこそ迷わずに仲間にすることができたんですね。最初は「冷やかしか？」と思うくらいの相手だったのに紅魔族であり変な名前をと高い知力&魔力を知って対応が変わりましたからね。本当にアクア様がいないと仲間になってなかった子ですね。

新人と意気投合するアクア様。

彼女は爆裂魔法を愛するもの。爆裂魔法しか愛せず他の魔法は全く使えないという問題があった。3日も何も食べておらずどこのパーティにも入れてもらえない彼女を救った文字通り女神である。だってバルカンとサーベルと盾と装甲と燃料のないサイサリスみたいなものでしょ？普通は使わないですよ(今思ったけどメビウス核搭載の方が近い)。アクア様はそんな問題だらけの彼女でも受け入れることのできる懐の深い女神様です。

二度目の討伐でも囮になり素晴らしい活躍をしたアクア様。アークプリーストの魔法の前に宴会芸スキルを取得しているほど、他人に尽くすことができる素晴らしき女神さまです。パーティのために自分を犠牲にできる者がどれほどいようか。自らが活躍し手柄を得ようとするものが多い中で、自己犠牲によりチームの目標達成を優先してくれる魂の美しさを見せてくれる素晴らしい女神アクア様。前衛１、後衛２のチームのうちはまだまだ活躍する場面がありそうです。

本記事の画像は全てアニメ「この素晴らしい世界に祝福を！」第2話より引用しています。