【1日1話】この素晴らしい世界に祝福を！第1話感想【このすば】

この素晴らしい世界に祝福を！第1話『この自称女神と異世界転生を！』の感想です。

自称アクシズ教徒による感想なので内容は偏ります、ものすごく偏ります。自称なのはアニメしか見ていないからです。。

美しい女神アクア様

物語は勘違いでショック死した引きニートのカズマが転生するところから始まる。そして美しい女神アクア様に出会う。「日本で若くして亡くなった人」の担当らしいのだが何歳までだろうか。間に合うなら旅立ちたい。

“勘違いでショック死”という家族すら笑ってしまう死因を包み隠さず伝えたアクア様。嘘をつかずにちゃんと伝えるのはまさに女神。適当なことを言って安心させる暗黒神もいるのでしょう。「女の子は無事です、よかったですね」と言い安心させることもできる。しかしこの後のカズマの道は、赤ちゃんから再スタート、天国へ行く、異世界転生の3つであり、異世界転生後に同じ失敗をしないようにするためにはしっかりと理由を伝えておいた方がいい。そうしないとまた無駄死にしてしまう可能性があるのだ。だからこそアクア様は何一つ隠さず、そして自分も笑うことで嫌な思いをさせて二度と同じ死因にならないようにしたのだ。

しかも人が減り続けて困ってる異世界へ転生をさせるという目的があった。女神に笑われたことで女神に対していい印象を持たない、つまり天国行きの選択しを消せるというわけだ。流石はアクア様、そこまで考えていたとは。完全やり直しか記憶継承で特典付きの異世界転生か……これなら異世界転生を選ぶ可能性が高い。アクア様が笑って見せたのは高度に計算された異世界転生を選ぶ作戦だったんだよ。そしてカズマは異世界転生を選んだ。無理やり行かせることはせず、あくまで自らの意思を尊重するアクア様のやさしさですね。素晴らしい女神アクア様である。

ポテチを食べるアクア様

カズマが異世界転生する時の特典を決めるのを待っているときですね。「何を選んでも一緒」確かにそうなのかもしれない。しかし人はそれがわからない。異世界に特典を持ち込みどう活躍するか……そんな“学校に犯罪者が侵入して来たら”レベルの妄想を繰り広げても終わりは来ない。女神として様々な人を見たアクア様にはどれを選んでも一緒というのがわかっていた。武器ではなく本人のやる気と機転が大事だということを知っていたのだ。だからこそせかしたんだ。

しかもまたアクア様のことを嫌いになるような態度をとった。見守るわけでもなくポテチを食べながら煽るようなことをしていた。これもアクア様の作戦である。「何を選んでも一緒」ということはどれを選んでもそこまで活躍できないんじゃないだろうか。そして活躍できない冒険者は思う“あの時、別の能力を選んでおけば……”と。そう思った時、自分の意思で選んでいたら自分を恨むしかない。それはやる気を下げてしまうマイナス行為。しかし、女神に煽られて決めたなら女神を恨むことができる。どんなに能力を活かせなくても自分で自分を責めることなく過ごすことができるのだ。それに恨む相手がいると気が楽になることがありますからね。この作戦は素晴らしい。早く選ばせつつ後悔すら消してしまうとはすばらしい女神アクア様。この後に他の死者の案内も控えてるということなので早く選ぶのは本当に重要だったということがわかる。

頭を下げる女神

“人に頼みごとをする時に頭を下げる”ということができる人格者である証拠。お金をもらった後も「すみません、ありがとうございます」とちゃんと言っている。頭を下げることもできて感謝をちゃんと伝えることもできる素晴らしい女神である。ありがとうを当たり前に言えるってのは大事ですからね。これも素晴らしいポイントである。

しかもこの世界に来た時、ちゃんと周りを気遣い女神ではなくアクアと呼ぶようにカズマに言っている。あくまで一人の住人になるということだ。女神という非常に高い位置から下界に来たのにここまで対応できるとは……やはり優しさと思いやり溢れる女神である。それに「いいか、アクア」と言われてすぐに「うん」と答えている。素直に反応できる素晴らしい女神である。返事とかしない無反応な人とかいますからね。

頭を下げることができる、感謝を伝えることができる、素直に反応することができる、やはりアクア様は素晴らしき人格者である。

高い能力で上級職アークプリーストになったアクア様

やはりアクア様、異世界特典としては破格の能力である。冒険者になっても最初は駆け出し、どんなに強い武器や防具を持っていても回復は必要である。回復魔法と支援魔法に長けるアークプリーストになることでカズマを強力に補助できる。自分で回復魔法を使おうとすると時間も思考も取られてしまう。二人で分担するという最強技を使うことができるという素晴らしい特典。間違いなく過去に例のない最強特典であろう。プレイヤーの数を増やすというのは普通はありえない。仲間探しも少し楽になるし本当に素晴らしい特典である。どんなにちやほやされても自分でやらないといけない時点で結構大変なのよ。作業分担できるのは本当に大きい。

街周辺のモンスターはすでに狩られていて採取クエストもない。そんな時に土木作業でも喜んで働く素晴らしき女神アクア様。“管理職を男女同数にしろ”という人はいるが“土木作業員を男女同数にしろ”という人はいないのが女性には向かない作業であるということの証拠である。そんな土木作業でもしっかり行ってくれるのは本当に女神である。カズマの補助ということを忘れていないのだ。働くだけならギルドで酒でも出してる方がいいに決まってる。カズマも認める美貌があるからお酌する方が楽に稼げる。仕事でもカズマを補助するために土木作業を手伝い、馬小屋で寝る生活を送っているというけなげな女神なのだ。“売れない芸人時代を支えた彼女は偉い”みたいな話を聞くことがあるが、これはまさに売れない芸人を支えている状態である。カズマを見捨てて生きることなくしっかり補助する位置にいる素晴らしい本当に女神である。

本記事の画像は全てアニメ「この素晴らしい世界に祝福を！」第1話より引用しています。